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村山雅彦(ブラジル人選手の発掘)~スポーツの現場で働く“プロ”に直撃!~

2015/04/19
 宝物は遠い海の向こうに――。私費を投じて才能を探し出す、サッカー界の“発掘人”の人生とは?

 昨年、Jリーグ「ベストヤングプレーヤー賞」に初めて外国人選手が選ばれた。鹿島アントラーズのブラジル人、カイオだ。

 この小柄なMFは、地元の名門サンパウロFCの下部組織に一度は合格したが、厳しい競争に敗れて16歳まで所属クラブがない状態が続いていた。

 そこに手を差し伸べたのが、当時、千葉国際高校(4月から翔凜高校に改名)サッカー部部長だった村山雅彦だ。

 村山が旅費と滞在費を負担してカイオを招き、千葉国際で3年間プレー。鹿島のテストに合格すると、1年目からレギュラーとして活躍した。今後、日本国籍の取得も可能で、本人も日本代表入りを考え始めている。

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photograph by photographs by Shinya Kizaki

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