デビスカップ・ワールドグループ1回戦で日本はカナダに敗れ、昨年に続く8強入りを逃した。錦織圭はシングルスで2勝したが、伊藤竜馬と添田豪の単とダブルスで勝ち星を挙げられなかった。このチームの課題は明白だ。錦織の2勝は計算できても、あと1勝をどこで取るか。植田実監督は対戦後に「ナンバー2が一番大事だと思っていた」と語った。内山靖崇がダブルスの柱に育ち、今後に期待を持たせるが、やはりチームの浮沈は第2シングルスにかかっている。
今回のキーマンは添田と見られていた。デ杯のシングルスで日本歴代3位の23勝を挙げた30歳は、監督の信頼も厚く、主将を任されている。'13年のコロンビア戦では2勝2敗で迎えたシングルスに勝ち、ワールドグループ復帰の立役者となった。しかし、今回は2-2で登場し、完敗。敗退の責任を背負い込む形になった。
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photograph by Hiroshi Sato