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WGPの出場最低年齢はいったい何歳が適切なのか。 ~“特例で16歳未満”に再変更~

2008年のイギリスGPで、マルケス(右)はわずか15歳126日で3位となり表彰台に立った。

 8月中旬、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)は、2015年以降のWGPモト3クラスの出場最低年齢について、現状の16歳から条件付きで16歳未満に変更すると発表した。

 その条件とは、スペインとフランスで開催されているFIM・CEVレプソル国際選手権(CEV)のモト3クラスでタイトルを獲得した選手に限るというもの。今季、同シリーズで圧倒的な強さを見せ、来季からWGP参戦を予定する15歳のF・クワッタハッホを走らせるために出来たルールと言われている。

 FIMは出場最低年齢を設けているオリンピックに倣い、2010年にモト3の出場最低年齢を15歳から16歳に引き上げた。それが実情に合っていないのは明らかで、この数年はCEVの前身であるスペイン選手権に16歳になるまで出場し、シーズン途中からWGPにスイッチするケースが増えていた。

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photograph by Satoshi Endo

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