ブラジルの歴史的惨敗、ハメス・ロドリゲスのブレイクなど、様々な話題があったワールドカップだが、個人的に印象に残っているのは「オランダの全員出場」。登録メンバー23名全員を使って、全7試合を戦い抜いたことだ。
ただ全員が出たというだけではない。第3GKフォルムの途中出場は温情采配だろうが、それ以外は確かな目的に応じて使い分けられた結果である。
例えば、フィールドプレーヤーでは最後のひとりとなったクラシーは、準決勝でデヨングに代わって途中出場。これによって明らかにパスの回りがよくなり、ポゼッションが安定した。単に全員出場を優先した起用とは思えなかった。
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photograph by Koki Nagahama/JMPA