高校野球の勢力図で最も顕著な変化といえば、“北関東の充実”が挙げられるだろう。昨年夏の甲子園大会で、前橋育英が群馬勢としては'99年の桐生第一以来14年ぶりの優勝を遂げている。
これが唐突なことに思えないのは'99年の桐生第一の優勝の後、群馬県勢は夏の甲子園を17勝13敗と勝ち越しているからだ。近年では'12年春の健大高崎が4強、'14年春の桐生第一が8強と甲子園での躍進が続いている。
群馬だけではない。栃木勢は作新学院が'11年夏4強、'12年夏8強、佐野日大が'14年春4強、茨城勢は常総学院が'13年夏に8強進出と強さを発揮している。
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