日米を問わず、野球界で「連覇」は至難の業と言われ続けてきた。特に、メジャーでは、2000年にヤンキースが3連覇を遂げて以来、2年連続で世界一に上り詰めたチームはいない。
その難関に挑む昨季の王者レッドソックスは、今季も優勝候補の最右翼として評価が高い。なかでも、絶対的なクローザーとなった上原浩治は、オープン戦6試合に登板し、6回を投げて1本の安打も許さない完璧な仕上がりを見せた。セットアッパーの田澤純一も6試合でわずか1失点。ともに順調に公式戦への準備を終えた。開幕を前に、上原は「けがなく終われたのでよかったです」と淡々と話したが、今季のモットーとして「反骨心」を掲げるなど、チャンピオンリングを手にした慢心はない。
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photograph by Yukihito Taguchi