ロッテに涌井秀章、巨人に片岡治大をFAで引き抜かれ、抑えのサファテまでソフトバンクに持っていかれた西武にあって、新監督の伊原春樹が岸孝之に次ぐ先発の2番手として期待しているのが、岸と同じ東北出身の菊池雄星だ。
菊池と言えば、これまで「ひ弱」というイメージが付きまとってきた。素質は素晴らしいのに、相次ぐケガや体力不足で、好パフォーマンスが長続きしない。心理学の本や啓蒙本を読み漁り、「頭でっかち」のあだ名がついたこともあった。
昨年は4月にプロ初完封勝利を挙げると、あれよあれよという間に8月までに9勝。この勢いで行けば2桁勝利はもちろん、20勝も夢ではないと期待をもたせた矢先に、左肩の炎症で長期離脱した。
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photograph by NIKKAN SPORTS