監査法人デロイトが1月に発表したクラブ別収入ランキングで5年連続で2位に入るなど、ビジネス面では成功しているバルセロナだが、意外なところに悩みも抱えている。
それが、カンプノウの観客数の減少だ。特に今季は顕著で、1月29日の国王杯レバンテ戦では今季最低の2万5551人を記録。9万8787人収容のスタジアムは空席ばかりが目立った。この日は雨、試合開始時刻も22時と遅かったが、それを考慮してもこの数字に、地元ではバルサ人気の低迷も叫ばれている。
スポルト紙の統計によると、今季の一試合平均観客数は1月末時点で6万6056人と、昨季の7万2649人を6000人以上下回っている。クラブはカンプノウを改修し収容人数を10万5000人に増やす計画を公表したばかりだが、このまま入場者減が続けば6億ユーロ(約900億円)が見込まれる改修に、ソシオの反対は避けられないだろう。
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