避けられないこととはいえ、今年もまた、長年に渡ってメジャーを代表してきた個性派の選手が、ユニホームを脱ぐことになった。レンジャーズの主力として攻守にわたり活躍したマイケル・ヤング内野手、同じテキサス州にあるアストロズの中軸だったランス・バークマン内野手が、同時期に現役引退を表明した。ともに、一時代を築いたプレーヤーだったが、「引退」の一報は、地元メディアを通したもの。今季以降の契約が難しい状況でもあり、必然的な流れで現役を退くことになった。
ヤングといえば、首位打者に輝いた'05年をはじめ年間200本安打を6回記録するなど、イチローの安打記録のライバルとしても知られた。広角に打ち分ける技術で安定した成績を残し続け、球宴には7度出場。かつての弱小チームから強豪へ成長したレンジャーズの象徴的存在だった。両打ちのバークマンは通算366本塁打、球宴出場6度の強打者として活躍した。いずれも、晩年は他球団へ移籍したとはいえ、ともに「チームの顔」として、地元ファンに親しまれていた。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images