早稲田大でインカレ3連覇、全日本選手権では2011年と'13年に2度の4強入りを果たした田川翔太が第一線を退いた。卒業後は保険会社に就職する。実業団のリーグ戦に出ることはあっても、世界に挑むつもりはないという。
'11年の全日本、デビスカップ代表の杉田祐一をストロークで粉砕した3回戦は衝撃だった。これほど強くたたける選手がいたのかと誰もが目を見張った。翌年は学生大会の合間にサーキットを回り、世界ランクを647位に上げる。彼が世界で活躍する姿を想像すると楽しかった。173cmと小柄だが、フォアの破壊力で勝負する。そのギャップに驚く海外の大男たちが目に浮かぶようだった。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Hiromasa Mano