#841

記事を
ブックマークする

伊原春樹が追い求める 「西武黄金時代」の再来。 ~監督復帰で示した威厳と規律~

2013/11/19
最後に監督を務めた2004年のオリックス時代は、厳しすぎる指導ゆえに選手との間に軋轢も。

 楽天の日本一が決まったKスタ宮城、優勝取材でごった返す通路で「そこをどかんかい」という大声が聞こえた。声の主は星野仙一監督。その声に敏感に反応したのは、報道陣よりも選手や球団職員だった。「監督の機嫌が悪くなると大変だぞ」という緊張感が走る。この緊張感が今年の楽天の持ち味であり、監督としての星野の威厳にもつながっていた。

 その意味では、西武の監督に復帰する伊原春樹も、「監督としての威厳」を大切にする一人なのかもしれない。自由の中からプロらしさを求めた前任者の渡辺久信と違って、規則を作り上げ、厳しさを求めるタイプだ。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by KYODO

0

0

0

前記事 次記事