今月18日に開幕した第7回ビーチサッカーW杯を戦う日本代表は、グループリーグで敗退した'11年のイタリア大会から9人が残り、そこに昨年末にブラジルから帰化した茂怜羅オズ、ラモス瑠偉監督も期待する俊足アラ(フィールドのサイド)の松尾那緒弥らが加入した。東京レキオスとプロ契約を結んでいる茂怜羅オズをのぞき、主に別の仕事で生計を立てるアマチュア選手だが、指揮官は「彼らは侍。1つになったら強い」と厚い信頼を置く。
日本代表の基本スタイルはハードな守備からの鮮やかな速攻だ。フィクソ(フィールドの後方)の茂怜羅オズを起点として、浮き球のパスを主体に素早くボールを運び、「アジア・ナンバー1のピヴォ(フィールドの前線)」とラモス監督が評価する山内悠誠、経験豊富なキャプテンの河原塚毅がアクロバチックなシュートや勇敢な飛び込みでゴールを狙っていく。茂怜羅オズの強烈なミドルシュートは強豪国のGKにとっても脅威となる。
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photograph by Norio Rokukawa