追いかけるチームには必ず無理がかかるものだ。早めの投手リレーを余儀なくされるために、特に中継ぎ、抑えに負担がのしかかる。リーグ制覇のために無理を強いた代償として、翌年は救援陣が不調に――。この20年間で連続日本一を達成したチームがないのは、そういった事情が一因としてないだろうか。
今季、巨人の背中に追いすがる阪神の黒田正宏ヘッドコーチも「中継ぎの福原忍、安藤優也、加藤康介に無理をさせている。1年持ってくれるかどうか」と不安を漏らしていたが、ここに来て、彼らベテランに代わる頼もしい存在が現れた。
長崎・波佐見高校から入団2年目の19歳、松田遼馬が7月13日のDeNA戦で一軍デビューを果たすと、8月27日現在、17試合に登板して19イニング無失点という活躍を続けている。
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photograph by NIKKAN SPORTS