去年11月、ケビン・デュラントは、レブロン・ジェイムスに誘われて、ジェイムスの故郷、オハイオ州アクロンを訪れた。NBAがロックアウト中で、いつシーズンが始まるかわからなかった頃だ。それでも、いや、だからこそ、2人はお互いに励ましあい、刺激しあいながら、“ヘルウィーク(地獄の週)”と名づけた4日間のトレーニングを行なった。
思いは同じだった。昨季、デュラントのオクラホマシティ・サンダーはカンファレンスファイナルで、ジェイムスのマイアミ・ヒートはNBAファイナルで、王者ダラス・マーベリックスに敗れてシーズンを終えていた。それぞれ悔しい思いをし、そして次こそは自分たちが優勝だという気持ちが原動力になっていた。
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