4月4日に幕を下ろした選抜高校野球大会を盛り上げたのは好投手たちだった。チームを優勝に導いた「なにわのダルビッシュ」こと藤浪晋太郎(大阪桐蔭)をはじめ、濱田達郎(愛工大名電)、柳裕也(横浜)、中村祐太(関東一2年)、大谷翔平(花巻東)と逸材たちが並ぶ。
春から夏にかけて行なわれる地区大会や都道府県大会を経て、彼らがどのように本格化していくのか。好投手が多い今年はとりわけ、投手の動向に期待が高まるのである。
藤浪は投げるごとによくなった。毎試合150kmを計測する安定感に加えて、変化球が素晴らしかった。120km前後のスライダーに130km台後半のカットボールを組み合わせ、これにフォークボールを交える。
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photograph by NIKKAN SPORTS