今年の3歳牝馬戦線は文字通りの百花繚乱。3冠最終戦の第16回秋華賞(10月16日、京都芝2000m、GI)は、骨折のために春のクラシックには参戦することさえできなかったアヴェンチュラ(栗東・角居勝彦厩舎、父ジャングルポケット)が、実績馬たちを力でねじ伏せる見事な内容でもぎ取った。
これで牝馬3冠のタイトルは、桜花賞馬マルセリーナ、オークス馬エリンコートとアヴェンチュラが持ち合う形で決着。桜花賞2着、オークス3着、そして秋華賞も3着と健闘したホエールキャプチャの存在も大きいだけに、3歳牝馬の年度代表馬争いは混迷の度合いを深めた感がある。年長の牝馬と混じって戦う、エリザベス女王杯(11月13日、京都芝2200m、GI)で、どの馬が最も印象的な走りができるかに、ますます注目が集まるところとなった。
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photograph by Kiichi Yamamoto