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“第3の男”が試みる、 ベッテルへの最後の抵抗。 ~シンガポールGP、アロンソの勝算~

シンガポールと相性の良いアロンソ。昨年はベッテルを抑えてポールトゥウィンを決めた

 危機的状況を打開し、第12戦ベルギーGPでS・ベッテルとM・ウェバーが1-2。レッドブルがファイナルステージ緒戦でさらにリードを広げた。

 休み明けのスパで予選PPを獲得したベッテルだったが、タイヤにブリスター(異常発熱による火ぶくれ)が発生。決勝での耐久性がシビアな問題になりかけたものの、早目のタイヤ交換戦略などチーム総合力で食い止めた。この勝利によって得点差を広げただけでなく、追撃態勢にあったライバルたちに“敗北感”をこってり味わわせた意味は大きい。今シーズンの分岐点となる大勝負だったと思う。

 イタリアGPでヨーロッパラウンドは終了。9月25日の第14戦シンガポールGP以降は、9週間で6戦する“長期大陸間ロード”が11月27日の最終戦ブラジルGPまで続く。ベルギーGP終了時点で、チャンピオンシップ争いの趨勢はベッテルがV2に向け増速。2位のウェバーが3位F・アロンソ、4位J・バトンらを抑える格好だ。

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photograph by AFLO

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