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ルール改定問題をかわした フェラーリの記念碑的勝利。 ~アロンソの浮上が意味するもの~

アロンソの優勝は昨年の韓国GP以来となる。首位ベッテル(右)とのポイント差は92点に

 フェラーリが中盤の最重点レースに挙げていた第9戦イギリスGPで、F・アロンソがレッドブル勢に大差をつけ優勝した。最速ラップもマークし、終盤に見せたスピードは力強いものであった。

 彼の今季初勝利は自身27勝目、歴代5位のJ・スチュワートに並ぶものだ。フェラーリのF1初勝利は60年前の'51年、まさにここイギリスGPだった。記念の地での216勝目は、さまざまな意味を持つ貴重な勝利である。

舞台裏で繰り広げられた“制御システム技術論争”。

 大改装されたシルバーストーン、シリーズ折り返し点に待ち構えていたのは、冷たい雨とルール改定問題による大混乱だった。連日のウェットコンディションは実に9年ぶりで、決勝も直前に降った雨でインターミディエイトタイヤでのスタートとなった。

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photograph by Hiroshi Kaneko

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