海外移籍が加速している。単純な数のうえではもちろん、このところ目立つのは、その低年齢化である。
最近、正式に移籍が発表された、宇佐美貴史(G大阪→バイエルン・ミュンヘン)、高木善朗(東京V→ユトレヒト)はいずれも、2年前のU-17ワールドカップに出場したばかりの選手だ。同大会に出場し、10代にして海外組となったのは、宮市亮(フェイエノールト)を含め、これで早くも3人となった。
思えば、アトランタ五輪当時、何人かの選手が海外移籍を目指し、「自分を売り込みたい」という主旨の発言をして話題になったが、もはや時代は変わった。23歳以下の世界大会に位置付けられる五輪どころか、U-20ワールドカップ、さらにはU-17ワールドカップが、海外移籍へのステップボードとなり始めている。
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