10日に閉幕した今年のマスターズは、日本のファンにとって松山英樹(東北福祉大)の名前とともに記憶される大会になったのではないだろうか。
日本人アマチュアとして初出場した松山は、予選突破を果たした上、27位でベストアマにも輝いた。その活躍ぶりは、予選落ちした池田勇太や藤田寛之といった他の日本人プロはもちろん、メジャー自己最高位の20位に入った同学年の石川遼をも遥かに凌ぐ鮮烈な印象を残した。
マスターズのベストアマは、ジャック・ニクラウス('60年)、フィル・ミケルソン('91年)、タイガー・ウッズ('95年)ら、そうそうたる面々が獲得してきたタイトルだ。その系譜に名を連ねただけでなく、最終日には優勝者と並んで表彰を受けた。世界が見つめるグリーンジャケット・セレモニーの場に日本人選手がいる光景は、身震いがする思いだった。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Taku Miyamoto