「成瀬はウチのエース。大したものですよ」
5年ぶりの日本シリーズ出場を決めたロッテの西村徳文監督が、手放しで褒めた成瀬善久。クライマックスシリーズで2試合続けて中4日で登板。ソフトバンクとのファイナルステージでは2勝を挙げ、日本シリーズ出場の原動力となったロッテの若きエースである。
成瀬に2勝を許したソフトバンクの川根康久スコアラーは、初戦と最終戦の捕手の違いが敗因、と分析した。
「初戦の的場は色々な球種を使って、丁寧にコーナーを突いてリードするタイプ。最終戦の里崎は強気にドンドン攻めさせるタイプ。前回登板のデータを活かせなかった」と悔しがった。痒い所に手が届く母親的な的場直樹のリードと、さあ、ドンドン来い、という父親的な強気のリードをする里崎智也。この2人の巧みな配球が、ソフトバンク打線に的を絞らせなかった。
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photograph by Hideki Sugiyama