昨年の賞金王を争ったこともあり、池田勇太と石川遼は常に比較されるようになった。石川遼が、優等生で、あるべき息子の理想像だとすれば、池田勇太は、むしろ土臭い、自然児という印象が強い。
「石川遼という選手を、ライバルだと思いますか?」と、池田に直球で質問してみた。
すると、「いえ、一度も思ったことはありません。別に、遼クンに限らず、どの選手もライバルとは思わない。強いて言うなら、自分です。最高に手強いライバルですね」という答えが返ってきた。
池田は「自分のスイングを見るのが大嫌い」だという。教科書的なスイングではなく、ひと昔前の職人的な個性あるスイングだからだ。
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photograph by Taku Miyamoto