頂点を極めるのに、最後に必要なものは何か。それを考えさせられた一戦だった。バレーボール・Vプレミアリーグ女子の決勝戦は、東レがJTを下し史上初の3連覇を果たした。戦前の予想では、リーグ戦を26勝2敗、上位4チームによる準決勝ラウンドも3戦全勝の1位で抜けたJTが有利と見られていた。
東レは、ともに2位だったものの、準決勝ではJTにストレート負け、勝った2試合はいずれもフルセットという薄氷を踏む決勝進出だった。しかし、一発勝負の決勝では第1セットをデュースの末奪うと、そのまま3-0で押し切った。
菅野幸一郎監督も、MVPに輝いた木村沙織も、「勝因は全員の力」と口をそろえた。木村はこう言葉を補っている。
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photograph by Michi Ishijima