世界グランプリで思うような成績を残せず、今季から全日本に復帰してST600クラスにエントリーする中上貴晶が、筑波で行なわれた開幕戦で優勝した。このクラスは、今年の全日本では一番の激戦区。それだけに中上の開幕戦の快走は、大きな注目を集めた。
中上は、ポケバイをやっているころから、故加藤大治郎選手をしのぐ逸材といわれた。その期待に応えるように、中学3年生のときには、全日本125ccクラスで全戦全勝を達成、史上最年少記録でチャンピオンに輝いた。この年には、WGPを運営するドルナのスカラシップ、モトGPアカデミー生にも抜擢されてスペイン選手権に参戦。その後、順調にステップアップし、16歳でWGP125ccクラスにフル参戦を果たした。
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photograph by Satoshi Endo