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デビス杯圧勝の裏に見えた、 伊藤竜馬の課題。 ~テニス界のホープは21歳~

2010/03/19
デビス杯直後、伊藤は自身のブログで「サーブの確率やリターンなど課題は沢山」と反省

 3月5日から大阪府門真市のなみはやドームで行なわれた国別対抗戦デビスカップで、日本はフィリピンに圧勝した。選手個々の実力や世界ランキングを見れば、日本の優位は動かないものと思われた。したがって、これは勝敗よりも内容の問われる試合だった。

 なかでも注目されたのは、昨シーズン終盤から世界ランクで国内男子のトップに立つ伊藤竜馬(3月8日現在、201位)の戦いぶりだった。昨年5月のウズベキスタン戦でデビス杯に初出場し、全米オープンでは予選3回戦に進出した、21歳の若きエースだ。

格上の相手に勝利し、「自分の良さを出せた」と安堵。

 初日の第1試合に登場した伊藤は、勝つには勝ったが、ランキング600位台の選手相手にフルセットの大苦戦。団体戦の重圧で本来の動きができず、「こんなに緊張したのは初めて。立ち上がりは体がロボットのようだった」と苦笑した。

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photograph by Akio Matsumoto

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