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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
「収穫ゼロです。弱いと分かったことが収穫」全日本大学駅伝であの“優勝候補”が5位に終わり監督も激怒「エースがあれじゃ、何しに来たんだと」
text by

佐藤俊Shun Sato
photograph byYuki Suenaga
posted2026/11/04 06:00
出雲、全日本とも優勝候補の一角と見られながらいずれも5位となり、中央大の藤原監督は厳しい言葉を連ねた
全日本のメンバー選考では、佐藤蓮(4年)が出雲の後に体調を崩したので外し、本間颯(4年)は調子が上がっていたものの箱根に向けて温存することにした。
1区にはスピードがあり、本田桜二郎(早稲田大1年)と同じU20に出場した簡子傑(1年)を置き、ラスト勝負に期待した。2区には将来のエース候補の栗村凌(1年)を配し、増子陽太(早稲田大1年)と同じ役割を任せた。3区は3年の佐藤大介。4区(柴田大地・4年)、5区(三宅悠斗・2年)、6区(並川颯太・3年)に強い主力、7区、8区には岡田開成(3年)と藤田の両エースを配置し、優勝を狙えるオーダーが完成した。
「7区、8区はもちろん、4区、5区、6区は自信をもって配置したので、中盤でしっかりと抜け出し、早稲田と真っ向勝負して最後、1歩でも前でゴールしたいなと思います」
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戦前の藤原監督の表情には確固たる自信と余裕が溢れていた。
収穫ゼロです。何もなかった
だが、またしても自分たちの駅伝ができなかった。
簡は1区4位と健闘したが、2区栗村の調子が上がらず、区間13位に沈む。この時点で順位は12位と二桁に落ちた。3区の佐藤が区間3位の走りで10位に上げたが、6区の並川が区間2位の好走で6位に上げるまで、シード圏外順位が続いた。7区岡田、8区藤田の両エースでトップ3入りを目指したが、駒澤大、大東文化大と5位争いを演じ、なんとか5位を維持するので精一杯だった。
「栗村があそこまで走れなかった原因は、ちょっとよく分からないので、話をしてみないと、ですね。3区で大介が挽回してくれたところまでは良かったんですけど、4区で4年生がブレーキしているようじゃ勝てないですよ。その後、6区で並川が挽回してくれましたけど、7区と8区のエースがあの不甲斐ない走りでは、ここに何しに来たんだという感じです。非常に悔しいです」
今回の駅伝での収穫を問うと、藤原監督は厳しい表情でこういった。
「収穫ゼロです。何もなかった。非常に弱いと分かったことが収穫じゃないですか」
突き放したような鋭い言葉からは、煮えたぎるような悔しさが伝わってきた。
中央大の戦いの何が間違っていたのか? エースのコメントに、そのヒントがあった——。
〈全2回の1回目/2回目につづく〉

