沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
人気2頭はなぜ敗れたか? 天皇賞・秋で起きた“波乱”「絶好枠が裏目に」大外17番枠から“上がり32秒9”で圧勝したダノンデサイルとの「最大の違い」
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島田明宏Akihiro Shimada
photograph byJIJI PRESS
posted2026/11/02 19:00
大外から上がり32秒9の豪脚で突き抜けたダノンデサイル。「東京2000mの大外枠は絶対的に不利」という定説を覆した
「ベリーベリーホース!」大合唱にスタンドが沸いた
馬群のなかで苦しんだ2頭のライバルを尻目に、ダノンデサイルは、外枠を引いたおかげで、終始「障害物」のないクリアなところを走ることができた。
前半1000m58秒8と、数字のうえではそこそこ流れたように思われるが、後半1000mが57秒9と前半より速かったように、実質的にはスローペースだった。そうしたなか、直線だけで前をまとめてかわしたのだから、とてつもない強さだ。
安田調教師が「コンディションには自信を持って競馬を迎えられました」と言ったようにパドックでも落ち着いており、状態のよさも大きな勝因となった。安田調教師も戸崎も天皇賞は初勝利。
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大外枠から天皇賞・秋を制したのは、2003年のシンボリクリスエス以来23年ぶり。シンボリクリスエスはダノンデサイルの祖父である。
スタンド前の勝利騎手インタビューで、「ダノンデサイルは戸崎騎手にとってどんな馬ですか」と問われた戸崎は、「みなさんで行きましょうか」とファンに呼びかけ、「せーの、ベリーベリーホース!」とスタンドを沸かせた。
昨年、ドバイシーマクラシックを勝ったあと、「ベリーグッドホース」と言うべきところを間違ってこう言ったことから流行語のようになったこのフレーズ。次戦はジャパンカップと思われ、そこでもまた、ファンとの大合唱を聞くことができるかもしれない。
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