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人気2頭はなぜ敗れたか? 天皇賞・秋で起きた“波乱”「絶好枠が裏目に」大外17番枠から“上がり32秒9”で圧勝したダノンデサイルとの「最大の違い」
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島田明宏Akihiro Shimada
photograph byJIJI PRESS
posted2026/11/02 19:00
大外から上がり32秒9の豪脚で突き抜けたダノンデサイル。「東京2000mの大外枠は絶対的に不利」という定説を覆した
「脚の速さというか、爆発力というか、そういうものを感じて乗ることができました」
昨秋のジャパンカップ、有馬記念、今年の大阪杯、前走の宝塚記念と4戦連続で3着に敗れていたが、鮮やかに「復権」した。
人気2頭はなぜ敗れたか? 裏目に出た「絶好枠」
一方、東京芝2000mでは「絶好枠」であるはずの最内1番枠からスタートした昨年のダービー馬クロワデュノールは、好位の内でレースを進めたが、5着に敗れた。
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直線に入っても馬群がバラけず、ラスト400m手前で、クリスチャン・デムーロは数頭ぶん外に持ち出した。
「直線で進路を探しましたが、狭くなり、仕掛けてから、休み明けのぶん、反応が鈍いところがありました」
しかし、仮に直線でスムーズに前があいたとしても、厳しかったように見えた。長くいい脚を使えることが強みなだけに、他馬に囲まれ、勝負所でいつものように動いて押し上げることができなかったことが、より響いたのではないか。
管理する斉藤崇史調教師も、「もう少し早く動きたかったが、内枠が難しい枠になってしまった」とコメントしている。
そして、連覇が懸かっていた2番人気のマスカレードボールは、7番枠から出て、11着。
道中は後方に待機し、ダノンデサイルと近い位置でレースを進めた。勝負所での手応えから、直線で突き抜けるかにも見えたが、馬ごみのなかで上手く進路を確保できないまま終わってしまった。クリストフ・ルメールは言う。
「スタートでつまずいてしまいました。いいポジションを取れなかったけど、道中はすごくいい感じでした。3、4コーナーの手応えはよかったですが、前がごちゃごちゃして、直線ではスムーズな競馬ができませんでした」
手塚貴久調教師はこう振り返る。
「外に出せないぶん、馬群を縫うような競馬になり、行くとこ行くとこ(前が詰まって)、ジグザグで走っていましたので、まったく追えずに終わってしまいました。状態がよかっただけに残念です。競馬なのでしょうがないですが、力及ばず、ではないと思います」

