濃度・オブ・ザ・リングBACK NUMBER
「プロレスも学生生活も青春です」高校3年生の女子プロレスラー・心希が明かす「友達はみんな受験」「体育祭翌日に両国大会」高校最後の夏を追った
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橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph byNorihiro Hashimoto
posted2026/10/27 11:02
高校3年生の女子プロレスラー・心希(しんの)
「私のエゴイストな部分は…」
「きいたん(きずな)とはこれからもやり合っていくと思います。私たちの2世対決をもっと上、メインとかでやれるくらいになりたいです」
そう語った心希。この1年で成長した部分を聞くと「エゴイストな心が芽生えました」と言う。これまでは若手として先輩に食らいつくような試合をしてきた。でも挑むだけの試合ではもう満足できない。
“エゴイスト”は母のキャッチフレーズ。心希は“エゴイスト2世”とコールされる。いわゆる七光を嫌うことなく、むしろ母の存在を誇りに思えるところも彼女の強みだ。
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「私のエゴイストな部分は……目を見て感じてほしいです。目力が武器なんです」
きずなと闘うことに複雑な思いもあった。それでも同じリングに上がるのだからライバルだ。ライバルには勝ちたい。桜井のような尊敬する先輩であれ、きずなのような幼なじみであれ、試合になったら勝たなくてはいけない。そう腹を括れるところが、まさに“エゴイスト”なのだろう。
両国大会は高校最後の体育祭の翌日だった。ドッジボールで優勝して、東京に移動して、幼なじみから3カウント。心希にとっては、どちらも大事な17歳の青春だ。
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