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「プロレスも学生生活も青春です」高校3年生の女子プロレスラー・心希が明かす「友達はみんな受験」「体育祭翌日に両国大会」高校最後の夏を追った
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橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph byNorihiro Hashimoto
posted2026/10/27 11:02
高校3年生の女子プロレスラー・心希(しんの)
心希にはたくさんの仲間がいる。学校、マリーゴールド、それに通っている格闘技の道場。RIZINファイターの摩嶋一整を擁する山口・毛利道場で空手を習い、グラップリングやMMAの練習も。
「私は空手の打撃が主体で寝技に慣れていなかったので(グラップリング、MMAの練習は)プロレスにも活きてます」
東京での休日は、よく麻辣湯を食べに行くそうだ。
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「辛い食べ物が苦手なので辛くないのを食べてます。東京には山口にはない麻辣湯のお店があるんですよ」
プロレスに夢中で、仲間もいる。東京での生活も寂しくはなくなった。
「今はママのほうが寂しいって言ってます(笑)」
幼なじみと“握手を拒否”
リーグ戦を経験した夏が終わっても、プロとしての自覚がさらに高まる試合が続いた。デビュー戦の相手をしてもらった桜井麻衣が退団を発表。ラストマッチ直前の10月10日、後楽園ホール大会で行われた6人タッグ戦で心希は桜井と対戦し、初めてフォール勝ちを奪う。
退団を聞いて大きなショックを受けたが、レスラーである以上は勝つことが恩返しだった。
「今までの“ありがとう”の気持ちと、これからの覚悟、全部届けたつもりです」
泣きながら思いを伝えると、間近に迫っていた10.24両国国技館大会の対戦相手を指名した。負傷による長期欠場からの復帰が決まった、田中きずなだ。
きずなも心希と同じ2世レスラー。父が田中稔、母が府川唯未。母親同士が現役時代にタッグを組んでいた。きずなが産まれる時には大向が出産に立ち会う予定もあったそうだ。もちろん、心希ときずなは幼なじみ。
2人は1年前の両国大会でも対戦し、きずなが勝利している。その時はお互いのセコンドに母親がついていたが、今年は2人だけの闘い。試合前の握手を拒否した心希は、傷めていたきずなの足を狙うなどシビアな攻めも見せる。最後はディスティニー・ハンマー(コーナーからのダイビング・ニーアタック)からの裏投げで勝利。白星と黒星の逆転は、きずなが休んでいた期間の心希の積み上げによるものだろう。



