- #1
- #2
箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
「監督“代行”なので、私自身に迷いが」箱根駅伝予選会で個人2位のエースを擁しながら落選…波乱の真相「主将が塞ぎ込んで実家に帰ってしまったり」
text by

佐藤俊Shun Sato
photograph byKeiji Ishikawa
posted2026/10/20 17:31
大エースのエティーリ(4年)を擁し、予選会通過は十分に可能なはずだった東京国際大に何が起きていたのか?
中村監督代行は、第99回大会で4年ぶりのシード落ちの責任を取って大志田秀次監督が退任し、続く横溝三郎監督が2024年に逝去したことで、後を継いで代行になった。第100回大会は出場を逃したが、第101回大会は8位でシードを獲るなど結果を出した。
だが、「代行」の肩書きは取れず、監督にはなれなかった。
実は主将が塞ぎ込んで実家に帰っていた
今回の主力の4年生は、「大志田監督ショック」の世代だ。入学前に監督が退任し、3人が別の大学に進学した。入学してからも「チームが違う」とやめていく選手がいた。最終的に残った選手には、自己主張が強くなく、言われたことを守るタイプが多くなった。
ADVERTISEMENT
「駅伝は上級生の力が大きいんですけど、そういう世代のせいか、自分に自信が持てない子が多いんです。久保(遼人/4年)は実績が何もない中、キャプテンになり、自分がやらないといけないと奮い立ってくれたんですが、もともとそういうタイプではないですし、チームとして結果が出ないことに責任を感じて、塞ぎこんでしまった。実は全日本の予選後、走れないって実家に帰ったんです。なんとか持ち直して、夏はがんばってくれたんですが、思ったように進まず……でした。こういうことを含めて、思った通りにすんなりいかなかったのが、今の東京国際大だと思います」(中村監督代行)
来季はエティーリが卒業し、大砲にはもう頼れない。選手が奮起することはいうまでもなく、スタッフも含めてどうチームを導いていくのか。東京国際大は、難しいかじ取りを迫られることになるだろう。
〈全2回/立教大編も読む〉

