- #1
- #2
箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
「監督“代行”なので、私自身に迷いが」箱根駅伝予選会で個人2位のエースを擁しながら落選…波乱の真相「主将が塞ぎ込んで実家に帰ってしまったり」
posted2026/10/20 17:31
大エースのエティーリ(4年)を擁し、予選会通過は十分に可能なはずだった東京国際大に何が起きていたのか?
text by

佐藤俊Shun Sato
photograph by
Keiji Ishikawa
今年も悲喜こもごもが繰り広げられた箱根駅伝予選会。今回惜しくも落選したチームには何が起きていたのか。3年連続出場を逃した東京国際大の場合——。〈全2回/立教大編も読む〉
東京国際大の報告会は、重苦しい空気のなかで行われていた。
箱根駅伝予選会は総合15位に終わり、3年連続の箱根駅伝出場を逃した。駅伝に力を入れてきた大学だけに、肩を落とした落胆ぶりは、目に見えるほど大きかった。
なぜ、東京国際大は箱根に届かなかったのか。
ADVERTISEMENT
予選会の戦前の評価は、悪くなかった。全日本大学駅伝の予選会は12位ながら、大エースのリチャード・エティーリ(4年)がおり、小柴裕士郎(3年)、政仁斗(3年)ら主力も強い。彼らが個人でタイムを稼ぎ、他の選手たちがある程度まとまっていけば通過は難しいミッションではなかった。
主力の不調が響く
ところが主力のひとりが本調子ではなかった。
小柴が夏合宿から故障を抱え、調子を取り戻せなかったのだ。
「左足の足底筋膜炎で、合宿から練習を抜けたり、ジョグの量を落としたりしていたので、練習を消化できていない不安がずっとありました。それでも周囲から日本人エースと言われ、自分も日本人トップの方で戦いたかったんですけど、状態が上がらず、チームにすごく迷惑をかけてしまいました。みんなを箱根に連れていきたかったですし、それが自分の役割でもあったので、できなくてすごく悔しいです」
チームとしては、小柴と久保茉潤(2年)は62分40秒台を想定していたが、風が強く、気温も上がって、タイムも順位も伸びなかった。結果的に10番手までに65分台の選手が4名も出ると、予選会の突破は難しい。


