箱根駅伝PRESSBACK NUMBER

「こんな感じでいけるだろう、という甘い見込みが…」あの名門大はなぜ箱根駅伝予選会で5年連続出場を逃した?「練習で走れても実戦の経験値がない」

posted2026/10/20 17:30

 
「こんな感じでいけるだろう、という甘い見込みが…」あの名門大はなぜ箱根駅伝予選会で5年連続出場を逃した?「練習で走れても実戦の経験値がない」<Number Web> photograph by Keiji Ishikawa

5年連続出場を逃した立教大の髙林監督は、選手層は昨季以上だったと語ったが

text by

佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

PROFILE

photograph by

Keiji Ishikawa

今年も悲喜こもごもが繰り広げられた箱根駅伝予選会。今回惜しくも落選したチームには何が起きていたのか。本戦に4年連続出場しながら13位に終わった立教大の場合——。〈全2回/東京国際大編も読む〉

「完敗です」

 立教大の髙林祐介監督は、厳しい表情でそう言った。

 2022年、第99回箱根駅伝予選会で6位に入り、55年ぶりに本戦出場を果たした。以来、4年連続で出場したが、今回の箱根駅伝予選会は13位に終わり、出場権を失った。

ADVERTISEMENT

 なぜ、立教大は、5年連続の出場を断たれたのか。

 今季の最大のテーマは、箱根予選会を戦える戦力をいかに整えられるか、だった。

 エース馬場賢人、國安広人、小倉史也、吉屋佑晟、永井駿ら昨季までの主力が卒業した後、新たなチーム作りを始めた。だが、トラックシーズンは「あおもりディスタンスチャレンジ2026」の10000mで添田倖斗(1年)が29分18秒23、網走夏季記録挑戦競技会で西澤匡哉(2年)が29分12秒73の自己ベストを出した程度で、全体的には低調だった。全日本大学駅伝予選会も15位に終わり、勝負にならなかった。

昨季以上の選手層になった、はずだったが

 例年、夏合宿で盛り返す傾向はあった。今年も危機感を覚え、一段と厳しい練習をやり切った結果、髙林監督曰く「昨季以上の選手層になった」と考えていた。

 そして第103回箱根駅伝予選会に突入した。

 昨季の予選会は、チームに危機感が溢れていた。エースの馬場が故障で出走できず、選手たちは不安のなか走った。だが、奇跡的に馬場抜きでもぎりぎり10位で通過し、箱根出場を守った。

 あんな状態で去年は行けたんだ。今回だって行ける。

 箱根の予選会は甘くないが、成功体験からそう思ったとしても不思議ではない。

 髙林監督は、レースをこう振り返った。

【次ページ】 3番手以降のタイムが物足りず

1 2 3 NEXT
#立教大学
#高林祐介
#西澤匡哉
#添田倖斗
#原田颯大
#木島陸
#山下翔吾

陸上の前後の記事

ページトップ