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工藤公康のナゾ「なぜ猛練習を課すのか?」ソフトバンク記者が聞いた“真意”「自分と同じ失敗してほしくない」48歳で現役引退、中日新監督になるまで
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田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byJIJI PRESS
posted2026/10/16 11:00
来季から中日の監督に就任する工藤公康。写真は10月15日の就任会見
ただ、千賀はその翌年から7年連続二桁勝利をマークするエースとなり、堂々たる実績を残して海を渡っていった。
「嫌われても、僕は良いと思っている」
また、工藤塾1期生は千賀だけではない。ほかに3人がいた。東浜巨は2017年に最多勝、石川柊太は2020年に最多勝と最高勝率、岩嵜翔は2017年に最優秀中継ぎ賞と、それぞれタイトルホルダーとなった。そして彼ら4人とも2026年シーズンも現役としてユニフォームを着続けている。
「厳しい要求をして『クソ』と思われても、10年後でも15年後でも『あの時があるから、長くやれた』と思ってもらえるように。その一瞬、選手に好かれなくてもいい。たとえ嫌われても、僕は良いと思っています」
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ソフトバンクの監督を務めたのは2021年までだ。昨今の野球界は技術テクノロジーの進化により、パフォーマンスの数値化やトレーニングの効率化など“常識”が驚くほどのスピードで変化している。
中日は、変われるか?
退任から5年。工藤監督の野球観もアップデートされ、ソフトバンク時代とは違うアプローチでチームを率いていくかもしれない。だとしても選手を「想う」気持ちは変わらないはずだ。「10年後でも15年後でも、あの時があるから長くやれたと思ってもらえるように」。その言葉には、目先の勝利だけではなく、選手の未来まで見据える工藤監督の信念がにじむ。
強いチームをつくることと、強い選手を育てること。その両輪を回しながら、ソフトバンクを常勝軍団へと導いた名将は、今度は中日で新たな挑戦に臨む。厳しさの先に、どんな未来が待っているのか。数年後、ドラゴンズの選手たちが「あの時があったから」と振り返るような時間を積み重ねた先に、再び歓喜に沸く竜の姿があるかもしれない。

