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不可能を可能にした「奇跡」の裏に“羽生結弦メソッド” 紀平梨花&西山真瑚組がカップル結成約1年で国際大会8位「紀平が足を西山の首にかけ…」  

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野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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posted2026/09/17 17:00

不可能を可能にした「奇跡」の裏に“羽生結弦メソッド” 紀平梨花&西山真瑚組がカップル結成約1年で国際大会8位「紀平が足を西山の首にかけ…」 <Number Web> photograph by Asami Enomoto

木下グループ杯にて、フリーダンスの演技を行う紀平梨花と西山真瑚

「ステーショナルリフトとコレオ・スライディングは、オフシーズンの間に自分たちで練習して『こんなのが出来るようになりました』というのを先生に見せたら『かっこいいじゃん』というのでプログラムに組み込むことになりました」(西山)

「『ミニマムに足りてるかな』ってじっと見てました」

 得点を待つ2人が注目したのは、合計点ではなく、技術点だった。来年2月にカザフスタンで開かれる四大陸選手権への、最低技術点(ミニマムスコア)をクリアすることが、この大会の1つの目標。すると、リズムダンスの技術点34.84点、フリーダンスの技術点52.79点で、合計87.63点となり、85点のミニマムスコアをクリア。厳しい基準を超えてみせた。

「ミニマムは、今回一番強く目標にしていたところだったので、点数が出るときも『ミニマムに足りてるかな』ってじっと見てました。クリアして、初めての国際大会で良いスタートが出来たことに価値があると思います」(紀平)

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 また日本チームのなかで3番手に入ったことで、NHK杯への出場権も獲得した。

「色々なことがかかっている大会という緊張感がある中で、大きなミスなくこなせたことは今後の自信につながりました。1つ1つのエレメンツはミスなくこなせたので、今後は新しいリフトや、2人のコネクション、スピード感をどんどん強化してレベルアップしていきたいです」(紀平)

「僕たちにとって、意味のある大会になりました。ここに向けてしっかり調整し、本番に合わせられたことが、大きな経験になりました。このチャンスを無駄にしないように、毎日、毎日、丁寧に一生懸命過ごして、笑顔で締めくくれるようなシーズンを目指したいと思います」(西山)

 今後は、全日本選手権の予選会となる10月末の東日本選手権、そして11月のNHK杯と、大きな大会が続く。2人は期待に満ちた瞳で視線を交わし、進化を誓いあった。

(撮影=榎本麻美)

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