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「世界がガチンコで潰しにくる」日本代表のフェーズだからこそ…大岩剛監督ズバリ「誤解を恐れずに言えば」なぜ五輪世代は“やられるのも意味がある”か
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佐藤景Kei Sato
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/09/20 11:04
アジア大会初戦、香港戦での大岩剛監督。次期A代表監督でもある指揮官の哲学とは
言うまでもなくケース・バイ・ケースでプレーを調整することは必要だが、真の強豪国となるために目指すべき場所があるという。パリ五輪準々決勝で実現したスペインとの再戦。その前半に見せた怒涛のハイプレスは、理想とする形と言えた。
「セビージャでスペインと戦った時は、前半の30分間だけ勢いよくプレスに行けたものの、選手が傷んでピッチ外に出ている間に体力を削られ、最終的には防戦一方になり、コテンパンにやられました(1−2)。しかし、パリ五輪の準々決勝では、前半の45分間、ほぼスペインを押し込むことができた。まだ足りないものがあると突きつけられた一方で、前から守備に行って強豪国をほとんどハーフコートに閉じ込めるのは、それ以前はできなかったことでした。最後は敗れましたが、内容的にチームの成長を実感できた面もありました」
誤解を恐れずに言えば…
もちろん、前傾姿勢を強めれば背後に広大なスペースが生まれ、そこを突かれるリスクが必然的に大きくなる。実際、パリ五輪のスペイン戦も後半に失点を重ねて敗れ去った。だが、指揮官は〈育成最後の年代〉である五輪代表だからこそ、「失敗のプロセス」も重要な糧になると感じている。
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「強く勝利を求めますが、誤解を恐れずに言えば、五輪世代はやられることにも意味があると思っています。そこでしっかり考えればいいわけですから。かつての日本は、引いて粘り強く守って、少ないカウンターで1点を取って勝つという戦い方が多かった。それも一つの形ですが、これからは強い相手であっても前から奪いに行き、押し込むフェーズに入っていくべきだし、それができる選手たちが揃いつつあると思います。コテンパンにやられて、打ちのめされながらも『こうすれば守れた』『こうすれば奪えた』という体験を積み重ねることで、世界と対等に戦うための本当の強度と自信が育まれるはずです」
今や世界が日本を「ガチンコで潰しにくる」
選手の自主性を促すのは重要だが、それだけでは着実な成長は望めない。

