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[挑む3クラブの顔]イプスウィッチ/コベントリー/ハル「マイホームの慈愛が生んだプレミア昇格劇」
posted2026/09/14 09:00
守備の要の守田英正は日本人最年長の31歳でプレミアデビュー(右)マスコットのロアリーはクラブのシンボル(左)
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山中忍Shinobu Yamanaka
photograph by
Getty Images
イングランドのプレミアリーグは、グローバルな人気を誇るトップリーグ。今季の20チームには、その名称からして「わが町」の香りが漂う、ローカルな3クラブも2部リーグから加わった。
2位で自動昇格を果たし、今夏に前田大然が加入した「イプスウィッチ・タウンFC」は、国内東部に位置する人口約14万人の町を本拠地とする。ロンドンからの距離は北東に105kmほどだが、のどかな田園風景に囲まれ、地元経済の中心は農業。地元クラブも、“トラクター・ボーイズ”の愛称を頂いている。
プレミア(1992年~)への昇格は、一昨季が23年ぶりだったが、トップリーグの“新参者”ではない。イプスウィッチは、国内での1部リーグ優勝('62年)とFAカップ優勝('78年)、更には欧州での優勝歴('81年UEFAカップ)も持つ。加えて、今季昇格組の中でも最少規模の“地元民”には、世界的な有名人が含まれる。シンガーソングライターのエド・シーランだ。
『シェイプ・オブ・ユー』『シンキング・アウト・ラウド』などのヒット曲で知られる35歳は、3歳から住んでいたサフォーク州の町がイプスウィッチと近く故郷と呼ぶ。地元クラブへの情熱は、グラミー賞受賞アーティストとなっても不変だ。2021年から4シーズンは、自らのツアー名をユニフォームの胸に冠してスポンサーを務めた。地元企業が胸スポンサーを引き継いだ昨季以降も、自身が所有するホットソースのブランド名や、新たなツアー名を袖に入れる形でスポンサーを続けている。'24年からは、少数株主としても資金援助。幾度となくホームゲームに足を運び、今回の昇格決定時にも、ロッカールームでデビューシングルの『ジ・Aチーム』を選手たちと歌いながら、プレミア復帰を祝っていた。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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