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「ここは、自分しかいない」劣勢の中継ぎという厳しい仕事を担当するDeNA若松尚輝の“準備の心得”「気持ちを入れつつ、抜くところは抜いて」 

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石塚隆

石塚隆Takashi Ishizuka

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posted2026/09/07 11:03

「ここは、自分しかいない」劣勢の中継ぎという厳しい仕事を担当するDeNA若松尚輝の“準備の心得”「気持ちを入れつつ、抜くところは抜いて」<Number Web> photograph by KYODO

先発が崩れた試合の中継ぎという難しい職場で奮闘する2年目、若松尚輝。心と体の「準備術」を聞いた

「僕はだいたい先発がいつ崩れても行けるように試合開始直後から準備をするのですが、結果的に出番がないことが多い。その後、終盤に向けての準備や、また点差が開いたときの1イニングや回またぎは難しさがあるので、試合の様子を見て抜くところを抜いて、行くときはスイッチをパッと入れるように意識はしています」

 ブルペンでの準備は一番最初。先発が立ち上がりで何事もなければ、中盤から終盤にかけオンオフを繰り返しながらカバーに入る。2年目の若松にとっては非常に難しい仕事だと思えるが、ブルペンでいいアドバイスをくれるチームメイトはいるのだろうか。

石田健大のアドバイス

「最近では石田健大さんですね。健大さんとはブルペンに行くタイミングが大体一緒なので『難しいよな』という話はよくしてくれて、『とにかくずっと気を張っていたらもたないから、しっかり抜くところは抜く』といったアドバイスをもらっています」

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 頼るべきは経験豊富な先輩である。

 今季のここまでの成績は17試合に登板し、30イニング、防御率3.00(9月6日現在)。5月8日に今季初めて一軍登録されると、8月初旬に一度10日間ほどの登録抹消はあったものの、長い期間一軍に帯同されている。有事の際には若松、という立場は確立されつつある。

 今季の印象深い仕事といえば、5月23日のヤクルト戦(横浜スタジアム)で先発の入江大生が立ち上がりから打ち込まれ、急遽2回からマウンドに上がり4回無失点で抑えた試合などがあるが、若松が自ら挙げたのは8月6日の阪神戦(横浜スタジアム)だ。

 この日は先発オスバルド・ビドが初回に7失点。若松は3回からマウンドに上がり、4回2/3、66球、被安打4、奪三振2、与四球1、失点1と好投を見せている。タフな試合をしっかりと投げ切り、その存在を印象付けた。若松は振り返る。

【次ページ】 求められるのは、テンポよく投げること

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