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ハマ街ダイアリーBACK NUMBER
「自分で弁当作り、洗濯も」独立リーグからプロの仕事場をつかんだDeNA若松尚輝が実感する“幸せ”…森原康平も「彼のハングリー精神が刺激に」
posted2026/09/07 11:04
厳しい状況での登板が役割になっている若松だが、それでも「幸せ」と語るわけとは
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph by
NumberWeb
そもそも若松尚輝は、昨年の夏、一軍からファームに行ったタイミングで先発の準備を始めていた。春季キャンプ前には先発候補の一人として名を連ねていただけに、数イニング投げ抜くだけのスタミナは持ち合わせている。
ただキャンプ中の練習試合、2月14日のロッテ戦(宜野湾)で、3番手でマウンドに上がった若松は、1回2/3で8失点という失態を演じ、そこから先発としてのチャンスを失ってしまう。
厳しい現実ではあったが、この大炎上を機に、若松はスタイルチェンジを試みることになる。
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「あの試合の後、いろいろ考えることがあって、このままじゃダメだと思い、フォームを変えたんです。ダイナミックにというか、それがいい方向に繋がり、中ロングとして起用されるようになったと思います」
大炎上からスタイルチェンジして……
若松はキャンプ後に教育リーグ、そしてファームリーグで好投をつづけ、一軍に抜てきされた。大炎上をして先発としてはチャンスを逸してしまったが、中ロングとして生き延びることができた。
MAX154キロのストレートに加え、切れのあるスライダーとフォーク。フォーム改造により球威は増し、またチームのコンセンサスである、3球で有利なカウントに持っていく構成ができるようになった。
「コースを狙い過ぎず、ゾーンに向かって思いっきり投げる。1年目は、コースを狙い過ぎてこぢんまりしてしまって、カウントを自ら苦しくしてしまい、勢いのないボールをゾーンに投げて被弾していたので、そうならないように。極端に言えば、ど真ん中でもファウルが取れるぐらいの気持ちで投げています」
たしかに今季の若松の投球は、投げっぷりがいい。ひるむことなく大胆に力強いボールを打者に差し込んでいる。

