大谷翔平の舞台裏:ドジャース異聞BACK NUMBER

なぜ米メディアは大谷翔平の二刀流に“懐疑的”なのか?「アメリカは日本より現実思考」ドジャース番記者が“日米報道の違い”を痛感したある場面 

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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posted2026/09/06 17:24

なぜ米メディアは大谷翔平の二刀流に“懐疑的”なのか?「アメリカは日本より現実思考」ドジャース番記者が“日米報道の違い”を痛感したある場面<Number Web> photograph by JIJI PRESS

2試合連続の欠場もあり、今後に注目が集まるドジャース・大谷翔平

番記者が“日米報道の違い”を感じたシーン

 日米メディアの二刀流報道に対する違いは、“代打・投手大谷”にも。6月17日のレイズ戦後、投手専念で出場した大谷が、DH解除して6回に代打起用された。試合後、米メディアは左ひざと中指のマメについての質問に集中。一方の日本メディアの質問は投手・大谷の代打に終始した。

Nobu 前回の登板で、6回投げ切って、代打で出てきたじゃない。で、ディランさんともちょっと話したんだけど、我々日本メディアは、なんかすごいわ、こんなのがまた出てきた、これが二刀流の面白さだみたいな感じで、やっぱりそういう驚きを伝えるっていうことがまず第一だった。もちろん左ひざの状態とか、中指のマメとか、それも確かに報じなきゃいけないことなんだけども、アメリカメディアの方はどちらかというとそっちの方に集中していた。要はこれで一体、シーズン大丈夫なのか?ってことですよね。そっちの方が現実を見ているけれど、日本メディアの方は初めてのことで、夢があるな、みたいな。やっぱりすごく報道の違いを感じた。

ディラン 大谷選手の囲み取材に行く前にNobuさんと話していて、すごい良かった。俺もそういう風に書いたから。ピンチヒッターとして出たって。(米メディアの)みんなとは結構真逆のことを書いた。

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鈴木優 同じこと書いたら読まれない可能性がありますよね。じゃあ逆にNobuさんは、ひざの方を書いた方が良かったのかもしれないですね。

Nobu 確かにそれも大事だなとは思う。結局やっぱり、現実的なところも見ないと。長く二刀流をやって、それで下半身が痛くて、例えば肘に来ちゃってとかってなったら元も子もないし。

鈴木優 あの試合はベースカバーが珍しく遅れたり、ひざも痛そうで、気になった試合ではあったので。次回登板いけるのかどうか、そこも注目ですね。

打者・大谷の存在はチームに欠かせないが…

 大谷はオールスター後、後半戦の再開後にブルペン投球を行ったが、状態が上がらず、復帰のメドが白紙となった。8月上旬にキャッチボールを再開し、徐々に強度を上げて最短で8月末、9月初旬の復帰登板が見込まれたが、ロバーツ監督は「100%の状態ではない」と判断し、またも復帰は先送りとなった。同監督は「打者として100%であることは非常に重要だ。彼が打席に立つことは我々にとってものすごく重要」との考えを示している。

 仮に投手復帰をさせ、体の状態が悪化して打者のパフォーマンスが下がることになれば、ドジャース打線にとって大きな痛手となる。一方で、先発陣は豊富な今の状況を踏まえれば、相手に脅威となる打者としての貢献の方が勝利につながる可能性が高い。3連覇へ向け、球団も“現実的”に捉えている。この先の判断がどうなるのか、注目される。《前編もあわせてお読みください》

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大谷翔平への“二刀流懐疑論”に米国記者のホンネ「日本ではどう報道されたか分かんないけど…」ドジャース番記者が見た、大谷の“静かな度胸”

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