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ハマ街ダイアリーBACK NUMBER
「これがラストチャンスだ」DeNA深沢鳳介が前半戦打ち込まれ厳しい現実から導き出した“ある結論”「リスクは承知」の肉体改造でつかんだ初勝利
posted2026/08/24 11:00
7月、プロ初勝利を挙げ相川亮二監督(左)に祝福される深沢鳳介
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph by
JIJI PRESS
ついに翼を広げることができた。横浜DeNAベイスターズの深沢鳳介にとって、2026年シーズンは決して忘れることのできない1年になるはずだ。
トミー・ジョン手術から復帰し、今季は入団5年目にしてプロ初登板を飾ると、4試合目で初勝利を挙げ、その後初完封を記録するなど、先発としてチーム内で着実に存在感を示すに至っている。
7試合に登板し、4勝1敗、防御率2.58(8月24日現在)。深沢は、ここまでを振り返り深呼吸をするように言うのだ。
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「シーズン当初は起用していただいたにもかかわらず、結果を出すことができませんでした。ただ、自分のなかには『もっとやれる』という実感はあったんです。だからしっかり課題に向き合い、克服することに注力しました。結果その後、勝てるようになっていき、シーズン中に成長できていると感じているし、そこはすごくいいことだと思っています」
厳しい競争のなか進化していく。今季の深沢は登板するたびに、成長の痕跡を見せている。
シーズン前半の散々な結果
ただ深沢が言うように、シーズン当初は苦しい時間がつづいた。チーム内でインフルエンザが流行した4月初頭、深沢は急遽出番を与えられ4月7日の中日戦(横浜スタジアム)で一軍デビューを果たすものの、4回1失点で降板している。つづく4月21日の阪神戦(横浜スタジアム)では4回1/3で5失点、5月6日の広島戦(横浜スタジアム)は4回2/3を投げ8失点(自責3)を喫してしまう。いずれも先発の責任である5回を投げ切れず、通算3試合の防御率は6.23と散々な結果だった。
一軍登録を抹消され、厳しい現実を突きつけられた深沢は、どうすればいいのかと思案に暮れていた。そしてひとつの結論に至る。

