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身長204cm、増量メシは7.9kg…“エグいヒザで極真王者を粉砕”エドポロキング25歳とは何者か?「じつは高校通算28本塁打」「弟は日ハム“ドラフト2位”」
posted2026/08/17 17:40
8月11日の『RIZIN.54』でインパクトを残したエドポロキング(25歳)。国内ヘビー級の希望となるか
text by

布施鋼治Koji Fuse
photograph by
RIZIN FF Susumu Nagao
「最高でーす! Hoooo~!」
8月11日、TOYOTA ARENA TOKYOにて行われた『RIZIN.54』。その目玉のひとつ、「RIZIN JAPAN GPヘビー級トーナメント」の1回戦で最もインパクトを残したのは25歳のエドポロキングだった。
異論を挟む余地はなかった。極真空手の世界王者だった上田幹雄をヒザ蹴り一発で大の字にしたのだから。冒頭の台詞はインタビュースペースに現れたエドポロが開口一番発したものだ。
「圧倒的に経験が足りない」1年超の“修行期間”
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身長204cm、体重110kg超という規格外の体躯は以前からかなり注目されていた。少なくとも日本在住で、これだけ大きく、かつ動けるファイターはいない。当然、プロモーター側も2024年大晦日の『RIZIN DECADE』で貴賢神を相手にRIZINデビュー戦を組んだときからエドポロに期待しているように見えた。そんな期待に応え、エドポロは貴賢神を1ラウンド、スタンドでのパンチの連打でKOした。
翌2025年3月30日の『RIZIN.50』では早くも第2戦が組まれ、酒井リョウにグラウンドパンチで2ラウンドTKO勝ちを収めたが、思わぬ弱点を露呈してしまう。何度もテイクダウンを許し、あわやチョークによる一本負けというピンチを招くなど、「組まれたり、寝かされたりしたら穴だらけ」であることが判明してしまったのだ。
その後「RIZIN WORLD GP 2025」と銘打ったヘビー級トーナメントが開幕したが、参戦メンバーの中にエドポロの名前はなかった。その理由について榊原信行CEOは「圧倒的に経験が足りない」「現在のままだと良いところを消されてしまう」と述べ、時間をかけて覚醒を促す方針を打ち出した。事実、酒井戦から1年以上エドポロは試合に出場しなかった。
エドポロ不在で行われたヘビー級トーナメントは悪評の嵐だった。ヘビー級ならではのKO決着よりも、大味かつ膠着した試合内容ばかりが目立っていたからだ。国内で開催されている以上、盛り上がりには日本人ファイターの活躍が必要不可欠だったが、スダリオ剛は1回戦敗退、上田幹雄は準決勝敗退と、“推し”たくなるような存在にはなれなかった。
結局、上田に勝利して決勝に進んだアレクサンダー・ソルダトキンが優勝し、優勝賞金2000万円を獲得した。だがその額に見合う試合を見せたかといえば、首を傾げざるをえない。優勝特典として大晦日にBellator史上2人目の2階級制覇を成し遂げたライアン・ベイダーとの一戦も予定されていたが、ベイダーの負傷欠場によりお流れになってしまう。「日を改めて実現を」という声はどこからも聞こえてこなかった。

