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「あっ、これはいい選手になるな」DeNA篠木健太郎が優しい顔に浮かべた“ある表情”とは…先発転向の原動力は「勝ちたい一心」の負けず嫌い 

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石塚隆

石塚隆Takashi Ishizuka

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posted2026/07/27 11:03

「あっ、これはいい選手になるな」DeNA篠木健太郎が優しい顔に浮かべた“ある表情”とは…先発転向の原動力は「勝ちたい一心」の負けず嫌い<Number Web> photograph by NumberWeb

ルーキーだった昨年よりもずいぶんと大人びた篠木健太郎が、先発転向秘話を聞かせてくれた

「昨年のことも含め、自分が情けないっていうんですかね。積み重ねようと必死にやってきましたが、自分より先に呼ばれる投手もいるわけで、そこは自分でコントロールできないんですけど、やっぱり悔しいことは悔しかったです」

 普段はゆっくりとした口調の篠木だが、このときばかりは重く低い声になった。

あっ、これはいい選手になるな

 前出の入来コーチは、そんな篠木のある一面を教えてくれた。

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「本当に負けず嫌いな選手なんです。わたしはこれまで彼の表情や一挙手一投足を見逃さないようにつぶさに見てきましたけど、とくに島田が先に一軍に上がると伝えたときの篠木の表情は忘れられません。なんとも言えない表情をしていました。ただ、あっ、これはきっといい選手になるなと思ったんです」

 負けず嫌いはプロとして大事なこと。「それがなくなったら選手としては終わりです」と、入来コーチはうなずいた。

 そして篠木はプロ初先発となった中日戦で6回、被安打3、2失点の好投を見せ、うれしい初勝利を飾った。綺麗ではないが、決してゾーンから逃げないピッチングが印象的だった。

「緊張はすごかったですし、試合前は吐きそうでした。でも、もう勝ちたい一心でした。とにかく勝ちたい、勝ちたいと思い投げていましたね」

 生粋の負けず嫌い。躍動と闘争心こそが篠木の持ち味だ。その後も6月5日のソフトバンク戦(横浜スタジアム)で7回、1失点で本拠地初勝利を挙げると、7月4日のヤクルト戦(神宮球場)では、9回を1失点で投げ切り、初完投勝利を飾った。130球の熱投だった。

 しかし一方で、次の7月12日の巨人戦(横浜スタジアム)では、立ち上がりいきなり3四球から満塁弾を浴びるなど、厳しい現実も突きつけられている。

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