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甲子園の風BACK NUMBER
甲子園優勝投手が“表舞台から消えた”…末吉良丞の“左肘重症説”は真実か? 比嘉公也監督が言った「投げるかはわかりません」沖縄尚学に現地で密着
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松永多佳倫Takarin Matsunaga
photograph byTakarin Matsunaga
posted2026/07/25 17:00
昨夏の甲子園を制した沖縄尚学のエース・末吉良丞。今春以降、故障のためマウンドから遠ざかっていた
監督の比嘉にも聞いた。
「怪我とか痛みとか意識しすぎると結局その先はないと思うので、多少はちょっと痛みに強くならないといけないんじゃないかなとは思いますね。これは無理に投げさせるのとは違う話なので。7月以降に投げるかどうかはわかりません」
怪我が発覚した時点で「7月までは投げられない」と語っていた比嘉は、なおも明言を避けた。顔つきは厳しいままで、やはり深刻な状態だと推測せざるを得なかった。
「たぶん投げられるんですけど、どうですかね」
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7月4日、3回戦の読谷戦。
DHとして4番に入った末吉の4打数2安打2打点の活躍もあって、9対0で快勝。先発の久高は、ストレート、スライダー、カーブのコンビネーションで読谷打線を寄せ付けず、7回1安打、12奪三振と完璧なピッチングを披露した。
試合後、末吉は再び囲み取材で現状を語ってくれた。
「いつマウンドに立つかどうかは比嘉先生が決めることなのでわからないんですけど、できれば次の試合からどうにか調整していけるように、とは思ってます。ピッチング自体は本調子ではないんですけど、 140kmは超えるぐらいまでは投げられています。靭帯の痛みはなく、その周りの筋肉の張りが強くなっている感じなので」
打撃で結果を残したこともあってか饒舌に語りながらも、ピッチングについては慎重に言葉を選び、自分に言い聞かせるように話しているのがわかる。それでも自信をうかがわせる末吉の表情から、わずかに希望の光が見えた。
比嘉にも再び末吉のピッチャー起用の有無を尋ねた。
「まあ、ブルペンでは投げていますし、たぶん投げられるんですけど、どうですかね。来週明けにシートバッティングして、その球筋を見て判断しようかなと思ってます」
報道陣用に含みを持たせた“かわし”の発言にもとれる。表情から真意を読み解くのは難しい。末吉の登板があるのかどうか、いよいよわからなくなった。
<続く>

