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「ならず者」「いつもこうだ」W杯準Vアルゼンチンにスペイン、英、ブラジルメディア猛批判のナゼ…取材歴40年ライバル国記者が語る「カチンバ」 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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photograph byMutsu Kawamori

posted2026/07/26 11:01

「ならず者」「いつもこうだ」W杯準Vアルゼンチンにスペイン、英、ブラジルメディア猛批判のナゼ…取材歴40年ライバル国記者が語る「カチンバ」<Number Web> photograph by Mutsu Kawamori

アルゼンチンvsスペインのW杯決勝後に揉めた、ガビとパレデス

 決勝戦後の小競り合いで、こちらも血気盛んで知られるスペインMFガビを引きずり倒したが――準決勝イングランド戦の試合開始早々に相手エースのMFジュード・べリンガムの左肩を強く押して倒している。ベリンガムは昨年7月に左肩を手術し、今大会の準々決勝ノルウェー戦で同じ箇所を痛めており、パレデスは意図的に狙った可能性が指摘されている。

 そのイングランド戦では試合後、選手数人がサポーターから渡された「マルビナスはアルゼンチンの領土」(※両国間で1982年に起きた領土戦争を受けてのもの)と書かれた横断幕を掲げたことも物議を醸した。

 決勝戦では、アルゼンチンは選手がイエローカード6枚(うちエンソ・フェルナンデスが2枚で退場処分。結果的にそこからの数的不利が試合の趨勢を分けた)、スカローニ監督も抗議によりイエローカードを受けた。一方のスペインは、1枚のイエローカードももらわなかった。試合後、スペイン選手と友好的に握手を交わしたのはメッシ1人だった。

「ならず者」vs「闘志が行き過ぎた」

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 アルゼンチンのプレーと振る舞いについて、準決勝で敗れたイングランドと宿敵ブラジルのメディアも痛烈に批判した。

・イングランドの日刊紙『テレグラフ』
〈フットボール1-0ならず者たち〉の見出し
〈フットボールのためにも、スペインが勝って本当に良かった〉

・ブラジルの日刊紙『オ・グローボ』
〈アルゼンチンはいつもこうだ。勝つことに固執するあまり、負け方を知らない〉

 これに対して、アルゼンチンメディアの報道は全く異なっていた。

・スポーツ紙『オレ』
〈エンソ・フェルナンデスのクバルシへのタックルは、闘志が少し行き過ぎただけ。悪意があったわけではなく、主審はイエローカードを出すべきではなかった〉
〈主審は、アルゼンチン選手に対して異常に厳しく、イエローカードを連発した〉

 こう不満を表明するとともに、MFロドリゴ・デパウルの「これは陰謀だ。主審はアルゼンチンを勝たせたくなかったのだ」というコメントを紹介した。

 選手のみならず、一部のアルゼンチン人サポーターの振る舞いも物議を醸した。

【次ページ】 数十年以上前から…「カチンバ」だ

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