- #1
- #2
甲子園の風BACK NUMBER
センバツ王者・大阪桐蔭を破った大阪立命館ってどんなチーム?“大金星”の次戦で敗戦も…涙の主将は「桐蔭にも勝てることを下級生に背中で示せた」
text by

沢井史Fumi Sawai
photograph byFumi Sawai
posted2026/07/24 06:01
大阪府大会の4回戦で大阪桐蔭を破った大阪立命館は、続く5回戦で箕面学園に惜敗。大金星のあとだからこその難しさがあったという
この夏、大阪立命館として新たな球史を刻んだ。だが、その続きはまだ先にある。楠本監督は自戒を込めてこう語る。
「大阪は他にも公立高校さんも含めて強いところはたくさんあります。大阪桐蔭さんに勝ったから……ではなく甲子園に行くためにはどういうゲームをしていけばいいのかですね。でも、今回の勝ちを次の代に繋げていきたいです」
箕面学園戦に代打で登場した主将の志賀優大も潤んだ目を拭いて、こう口にする。
ADVERTISEMENT
「普段の練習でしんどい、厳しい練習をずっとやってきたんですけど、辛抱して頑張っていけば大阪桐蔭に勝てるということを1、2年生たちに背中で示せたのかなとは思います」
今夏の地方大会では、大阪だけでなく各地で優勝候補と目された学校や甲子園常連校が頂上決戦を前に敗れる試合が続いている。なかにはもともと実力伯仲のライバル校に惜しくも敗れた試合もあったが、下馬評では劣っていたチームがその前評判をひっくり返す、いわゆる“ジャイアントキリング”となった試合も幾つかあった。
“大物食い”後だからこそ…メンタル面の難しさ
だが、繰り返すようにジャイアントキリングの後の試合は難しい。
“大金星”を手にしても、いや、手にしたからこそ勝ち上がるためのメンタルコントロールは一層重要になる。それもまた、10代の高校生にとっては多くの経験が必要なことなのだろう。
大阪立命館は、今夏の経験で新たな歴史を作った。一方で、その経験は勝ち上がるための教訓として今後の大会にも必ず生きるはずだ。来年以降の同校の戦いにもまた、注目してみたい。

