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「内臓が全部垂れ下がって、足元がフワフワして」“部屋存続の危機”を乗り越えた先に…常盤山部屋おかみが号泣した弟子たちの“卒業レター”
text by

佐藤祥子Shoko Sato
photograph byTakashi Shimizu
posted2026/07/24 11:03
「『先代おかみ』として、そっとみんなを見守っていく」と語るルミコさん(右)と常盤山親方
「おかみさんのラーメンがすごく美味しくて…」
『部屋が急に合併することになり環境が大きく変わった時は、正直不安もありましたが、師匠とおかみさんが暖かく迎えてくださったお陰ですぐに前を向くことが出来ました。十両に昇進できたのもおふたりの支えがあったからこそだと思っています。幕下に落ちた時も大丈夫、絶対戻れると言い続けてくださった言葉にどれだけ救われたかわかりません。この言葉があったから踏ん張れました。手術の時も親身に相談に乗ってくださり、一緒に先生の話を聞いてくださったことも本当に心強くてうれしかったです。不安な気持ちがすごく軽くなりました。場所中のメッセージ、勝っても負けても見守っていますという言葉も毎場所の大きな支えになりました(ママ)』
ほかにも、『おかみさんが作ってくださったラーメンがすごく美味しくて大好きでした。また食べさせていただきたいです』と書いてくれた弟子もいました。
そしてこの手紙は、ある裏方さんからのものね。
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『板橋で一人暮らしを始める時に中古の洗濯機を買おうとしたら、おかみさんが○○君は中古なんて使っちゃダメ、と新品の洗濯機を買っていただいた時はすごくうれしかったです。今でも洗濯機を見るたびにこの出来事を思い出します。この洗濯機は衣類だけではなく、おかみさんの優しさを通じ、自分の心も洗ってくれるものだと感じます。部屋の旅行もお陰様で楽しかったです。しおりなどを見るたびにおかみさんが頑張って奮起して部屋のみんなが楽しめるような計画を練ってくれたんだと思います。合併してからもいろいろな出来事があり、おかみさんの心労も大変だったと思います。ですが、けしてくじけず、笑顔で前向きなおかみさんだったからこそ、最高の部屋として10年間切り抜けられたのだと思います。師匠と3人で常盤台でお酒を交わし、部屋の話をした時に涙を流すおかみさんを見て、部屋の人間ひとりひとりに愛情を注いで、ひとりひとり気にかけてくれていたのはとても伝わっていました。おかみさんがおかみさんでよかったと心から思います。おかみさん、またゆっくりお酒を交わしていろんなお話をしましょう。十年間、本当にありがとうございました(ママ)』
もう、ラーメンだとか洗濯機だとか、こんなことまでみんなは覚えてくれていたんだなって――」


