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「内臓が全部垂れ下がって、足元がフワフワして」“部屋存続の危機”を乗り越えた先に…常盤山部屋おかみが号泣した弟子たちの“卒業レター”
text by

佐藤祥子Shoko Sato
photograph byTakashi Shimizu
posted2026/07/24 11:03
「『先代おかみ』として、そっとみんなを見守っていく」と語るルミコさん(右)と常盤山親方
「この時は格別に嬉しかった! それまで“通い”のおかみでしたから、コロナ禍の時は部屋の中に入れなかったんですよ(笑)。ステーキ弁当やら各種おにぎりを大量に作って差し入れしたりするだけ。やっと一緒に住めるようになり、何が幸せかって、いつも激しい稽古の音が聴こえるんだけど、稽古休みの日だけはシーンとしていて昼近くまで寝ている。『ああ、ぐっすり寝てるんだな。寝たいだけ寝なさい!』と、なんだかそんなところに幸せを感じたんですよね。よく、相撲部屋のおかみさんは母親代わりと言われますが、私は彼らを自分の子どもみたいに思ったことはないんです。言ってみれば、私は『道場主の妻』かな。武士――『修行者』『求道者』を、一時だけお預かりさせていただいてる、そんな思いでした」
弟子たちからもらった卒業レター
これまで引退する力士に“卒業レター”として手紙をしたためていたルミコさんが、今年1月、相撲部屋のおかみ――否、「道場主の奥方」としての任務を終えた。
「そうしたら、この私がみんなから卒業レターをもらったんです! いつも部屋を応援してくださっている近所のお寿司屋さんで最後の食事会をしたら、親方と私に部屋のみんながそれぞれ手紙をくれました。これ、私の宝物です。今、ここで朗読させてもらっていいかしら。
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『自分が入門して不安があるなか暖かく迎えてくださり、おかみさんの笑顔やお心遣いに何度も励まされ安心して力士生活を送ることができています。自分らが相撲に一生懸命取り組めていたのも、その裏でおかみさんが支えてくれていたお陰だと思います。いつもみんなを気にかけてくださるお陰で部屋全体が暖かく明るい場所になっていったんだと思います。体調不良者がたくさん出て自分が隔離されている時、毎食美味しいご飯を作ってくれたのが印象深い思い出です。思い出すたびに感謝の気持ちでいっぱいです。(略)(ママ)』
それで、次のこれは親方と私宛ての手紙ね。

