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佐々木麟太郎が涙のマーリンズ入団「叩かれるんですかね…」菊池雄星が3年前に漏らしていた言葉…“花巻東高の先輩”が切り拓き「時代を変えた」
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及川彩子Ayako Oikawa
photograph byスポーツ報知/アフロ
posted2026/07/23 17:00
MLBドラフト8巡目でマーリンズから指名を受け、記者会見に臨んだスタンフォード大の佐々木麟太郎
2023年4月。当時、ブルージェイズに所属していた菊池雄星が遠征でニューヨークを訪れていた時のことだ。登板翌日だったと記憶しているが、クラブハウスの廊下で菊池に呼び止められた。
話題は、高校3年生だった佐々木の進路だった。
「ああいう道もある」「こういう選択肢もある」
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菊池は、メジャーリーグ傘下の若手選手の育成環境やトレンドについても熱心に語ってくれた。
なるほどとうなずきながら、未来ある一人の高校生の進路について、本人不在のまま話は大いに盛り上がった。
ひとしきり話した後、菊池はふと、こんな言葉を漏らした。
「高校卒業後にアメリカに来たら、(麟太郎は)叩かれるんですかね」
その言葉に、胸が締め付けられるような思いがした。
「メジャー挑戦」を口にしたことで厳しい批判
菊池は、花巻東高校3年生の秋に「メジャーに挑戦したい」と夢を語ったことで、厳しい批判を浴び、高校には抗議の電話が殺到した。
高校生が「夢を語った」だけだった。それでも菊池は、名前も顔も知らない人たちから厳しい言葉を浴びせられた。菊池の胸には、今もその苦い思い出が棘のように残っている。
菊池は高校時代、野球の練習や試合を見に来ていた佐々木をとても可愛がっていた。歳の離れた弟か甥っ子のような存在のようだ。
だからこそ、自分が経験した苦しさを、佐々木に味わせたくない。菊池がそんな思いを抱いたとしても不思議ではなかった。
「大丈夫だと思いますよ。あの時に雄星さんが後に続く皆の分も背負ってくれましたから」
そう応じると、菊池は納得したのか、まだ心配が残っていたのか、当時を思い出したのか。何とも言えない複雑な表情を浮かべた。
当時の菊池への批判や誹謗中傷はあまりにも気の毒で、決して起きてはいけない出来事だった。

