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「奪える!」日本代表MF佐野海舟がW杯ブラジル戦“あの極上インターセプト弾”真相を語る「相手目線で予測して」「2失点目も…できたかも」とポツリ
posted2026/07/23 17:25
北中米W杯ブラジル戦での佐野海舟。彼が試合直後に分析したことはポジティブな先制ゴールだけではなかった
text by

ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Kiichi Matsumoto/JMPA
メッシのクロスの質…メチャクチャ高いんです
佐野海舟はW杯期間中も練習や自身の試合中を除き、可能な限り多くの試合を見ていた。
ブラジル戦が終わり、日本に帰ってきてからも基本的には変わらない。
W杯準決勝のアルゼンチン対イングランドもしっかり見た。アディショナルタイムの決勝弾は39歳のリオネル・メッシが右サイドの深い位置から高い軌道のクロスを送り込み、ラウタロ・マルティネスが頭で押し込んだ。第1回で触れたように、佐野はあのアシストの軌道や、密集地帯を越えていく選択そのものは理解できると語っていた。
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ただ、この話には続きがある。
「あれはクロスの質がメチャクチャ高いんです(笑)。もしもゴロのボールだったら到達しない可能性も高い。ゴール前が密集しているときには、ああいうクロスが効果的なのかなと思いましたけど……あれは相当、良いクロスでした。ピンポイント過ぎましたね」
同じ論理を用いたプレーでも、ボールの質によって結果は大きく変わる。そのことを、佐野は自らと比較しながら実感できる。だから、チュニジア戦で上田綺世へ送ったアシストについても、謙虚にこう振り返る。
「僕のクロスは、『綺世くんだから決められた』というボールでしたから。まだまだです」
謙遜しているようにも聞こえる発言だが、あながち大げさな話でもない。上田の空中戦の強さはワールドクラスだ。2025-26シーズン、オランダ・エールディビジで得点王に輝いた上田は、ヘディングだけで9ゴールを記録している。それを知っているからこそ、佐野は上田に助けられたゴールだと捉えている。
同時に、逆足でピンポイントクロスを供給できるメッシには驚きつつ、いずれは自分もあのような質のボールを蹴れるようになりたいと考えている。ボランチとして守備に軸を置きながらも、決定的な仕事で違いを作れる選手でありたい。そんな向上心が、39歳となった〈生ける伝説〉のプレー分析からにじんでいた。
ブラジル戦先制点…2週間経ったからこその視点
では、ブラジル戦で自身が叩き込んだ先制ゴールについてはどう捉えているのか。

